学びと芸術と食欲の『秋』

よみもの

先日、国立科学博物館の特別展『海』へ出掛けてきた!

予約は10時から10時半入場の枠だったので、朝早くから家を出て上野で彼と合流予定。

トイレに行っておこうと思い、上野駅構内をボケ~ッとした顔して歩いていたら、彼に呼び止められた💦

改札から外へ目をやると、9月というのにジリジリと音がしてきそうなほど『焼けるような日差し』が!

やっぱり持ってきて正解!と、すかさず日傘をさして科博を目指す。

博物館近くの木陰で足を止め、リピーターズパスを取り出し、スマホの予約画面を準備して、お水を飲もうと思ったら何やら足裏にジャリっとした感覚が…

足元に目を落とすと、落ち葉に交じって『どんぐり』がいくつも転がっていた。

暑いけど、着実に季節は変わりつつあるんだなぁ!

見上げれば、空に広がる雲も高い!晩夏と初秋…混じり合う季節にちょっとした哀愁を感じつつ、いざ特別展『海』へ…

海は生命の源

最初に出てきたのは惑星探査機の『はやぶさⅡ』と小惑星リュウグウ。

海と銘打った企画展で宇宙探査?そんな印相を受けたものの、展示を見ていくと、リュウグウに水があったと認めたことは、本当に大発見だったんだなぁと、改めてそこに携わってきた人たちの感激が伝わるような感覚を覚えて勝手に共感してしまった(笑)

海と生き物のつながり

特別展『海』の中でも、このゾーンが一番ボリュームがあった感じ。

日本近海の潮の流れの説明や、黒潮の大蛇行によって漁場に起こる変化などを説明しながら、食物連鎖によってどのように生態系が保たれているのか、バランスが崩れるとどのようなことが引き起こされるのかと言ったことがつぶさに説明されていた。

たとえば、海の表面で生活しているプランクトンたちの排せつ物や死骸が「マリンスノー」となって深海まで沈む間に多くの生物の餌となり、最後は海の底に降り積もって地球に返っていく。

また、ホエールポンプと名付けられた、くじらやをはじめとした大きな生物が海の中を縦に移動する行動。

これは、海の中を循環させる役割を担っていてい、海の表面だけでなくもっともっと深いところまで多様な生物が生きられるための生態系を繋ぐ役目を担っているという新しい考え方で、なるほどと感心する展示がいくつもあった。

驚いたのは、海中の植物性プランクトンが「浮遊する熱帯雨林」と呼ばれるほど、多くの酸素を創り出しているということ。

なんと地球上の半分の酸素を生み出しているという部分は、思わず二度見してしまった(笑)

海からの恵み・共存・そして未来へ…

人が誕生し、進化とともに海とどうかかわってきたのか、また、今日の海洋ゴミの問題や、未来に向けて私たちが取り組める海とのかかわり方について、様々な角度から海との良い関係性を気付くためのヒントを沢山見せてもらった。

いちいち感心してみているものだから、予想以上に時間が掛かり、最後の方は「巻き」で頑張ったけれど展示を見終えるまでに2時間半近くかかってしまった💦

他に予定が無ければ急ぐこともなかったのだが、その日は奏楽堂でパイプオルガンのミニコンサートがあるからそこへも行きたいと欲張っていたから。

科博から奏楽堂へ

国立科学博物館は上野公園の中にあり、奏楽堂も同じく上野公園の中にある東京藝術大学音楽学部の前身、東京音楽学校の校舎として、明治23年(1890)に建築され、日本における音楽教育の中心的な役割を担ってきた建物。

2階の音楽ホールは、かつて瀧廉太郎がピアノを弾き、山田耕筰が歌曲を歌い、三浦環が日本人による初のオペラ公演でデビューを飾った由緒ある舞台ということで、こちらにある日本最古と言われるパイプオルガンの演奏をぜひ聞きたいと思っていたものだから…演奏に間に合うように博物館の見学を終える必要があったといワケ。

ミニコンサートは事前予約をしておらず、当日の受付順のため、早めに行って状況を確認しておきたい…そうなるとランチしている時間もないし、第一どこもお昼時でめちゃめちゃ混んでる…という訳で、博物館を出て奏楽堂へ直行!

幸い満席になることもなさそうなので、何か食べたいけれど、レストランで食べるほどの時間はない…困ったと思ったら「おやつでも食べて小腹満たしとくか」の彼の一言で救われた~!

たまたまガラ空きだった奏楽堂の前の木陰のベンチで、彼が持って来てくれたオヤツが大活躍❤️

小腹を満たして落ち着いて、ゆったりとした気持ちで聴いたからパイプオルガンの演奏に意識が遠のく。

心地よい演奏に触れると、いつも底知れぬ睡魔に襲われるのが玉に瑕なのだ(寝てはいない)が、それだけ心地よいってことなのよね~♪

〆はハンバーグとビール🍺

その後は、またまた科博へ戻って常設展の続きを見たり、月替わりの映像が楽しみな360°シアターを観たり。

またまた蛍の光が流れるまで、科学と触れ合って満足!全ての常設展示を見学す終えるまであと少し🤏年内に見切れるかな?

まだ日の照りつける秋空を見上げながら…お腹ぺこぺこで向かった先は上野駅のレトロレストラン街。

ハンバーグとビール🍺を注文して、至福の時。あぁ美味しかったなぁ〜✨

今日も私のさまざまな欲とラポールを取って、満たすことで幸せをかみしめられたな✨

今回の企画展、宇宙探査やごみ問題まで、あらゆる角度から地球上で95%を占める海についてみることができて本当に楽しかった。

海の中でも90%以上が深海で、私たち一人一人の意識(5%)が陸地で無意識(95%)が海…そんな風になぞらえると、宇宙はフラクタル構造で出来ているっていう俯瞰した見方も出来るのかもしれないな…と気が付いたら、他にも色々なフラクタルを探してみたくなったな~♪

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