東北上陸~🛫
寝坊して心臓バクバクになりながら…羽田空港でギリギリ飛行機に間に合って本当に良かった‼
空の旅を満喫した後の要り立ったのは大館能代空港
大館能代空港は秋田県の県北にあり、愛称はあきた北空港(あきたきたくうこう)だそうです。
最初に聞いた時は、別々の空港だと勘違いしていたので、秋田県にはそんなにたくさん空港があるの?ってちょっとびっくりしてしまったけれど、何のことは無い、同じ空港の別名でした💦
あきた北空港~大館能代空港
こじんまりした空港に着くと、荷物が流れてくるターンテーブルのところに秋田杉で出来た秋田犬が、ウェルカムプレートを首から下げてお出迎えしてくれました💖
その横には、稲わら高麦わらで出来た蓑をまとった「なまはげ」もいて、地方色満載「秋田に来た~」って気分になりました♪
先ずは「十和田湖」・「十和田神社」へ
早速予約していたレンタカーを借りて、先ずは十和田湖へ。
これが結構遠くて、1時間半近くかかったかな?峠道を下っていくと、木々の間から一瞬海の入り江かと思うくらい、大きな湖が見えてくるんですよね。
その先に奥入瀬渓流があるんですが、先ず手前の湖畔にある十和田神社へお参りしました。
大きな石の鳥居が小さく見えるくらい、大きな秋田杉が何本も神社を守るように、参道脇を固めていました。
強い日差しが降り注いでいたのに、鳥居をくぐるとちょっとひんやりと感じるくらい、鬱蒼と茂る木々やシダ類が繁茂して、荘厳な空気が流れていてちょっと世界が変わったようにも感じました✨
木の葉の間を縫ってきらきらと降るように注ぐ日の光もまた幻想的で、御社(おやしろ)に一歩近づくごとに心が洗われるような気分にもなれるので、ぜひ立ち寄ることをオススメします。
木々の根元は様々なコケにびっしりと覆われていて、植物の多様性と共生のハーモニーを感じるというか、とっても豊かな気持ちになりました。
神社へご挨拶をしてから、十和田湖の水が流れる奥入瀬渓流沿いの道をドライブしたのですが、これもまた素晴らしい景色で、車で通り過ぎるのはもったいない。
レンタル自転車があるので、時間があれば自転車を借りるか、川沿いを歩いて流れを愛でたかったですね~。
十和田湖から流れ出る豊かな流れに、あちらこちらから合流する流れがまた、幾本もの滝になっていて、「滝だらけ」なので、そのしぶきが周りを潤して隅々まで苔でおおわれているから、本当に水と緑の楽園って感じで妖精でも出てきそうな、何といったらよいか…うまく言葉が見つかりませんが、時を忘れるような、そんな感じでした。
秋田県から青森県に入って、奥入瀬渓流を抜けた先もずっとかなり長い間樹海が続いていて…街灯も電線もない道って、なかなかないですよね。
夜はさぞ暗いんだろうな~ちょっと怖そうだけど、フクロウとか、何かいろんな生き物が住んでいそうな、ちょっと人間は拒絶されそうな雰囲気の道を抜けると八甲田山の登山口にある酸ヶ湯温泉に出ました。
酸ヶ湯温泉で雲行きが…
酸ヶ湯温泉は一軒宿で、日帰り入浴も出来るらしくて結構な人でにぎわっていました。
彼は若いころにバイクであちこち気ままに旅したらしく、その時にここにも来たみたいで懐かしそうに歩き回って建物や周りを眺めていました。
いつもの事ですが、私が居ようが居まいが、勝手に動き回るのが彼の癖というか特性というか、まぁ、そういう人なんです。
最初はすごく気になって、なぜ一緒にいるのに、黙って勝手にどこかへ行っちゃうんだろう…なんて勝手な人なの!と、自分勝手とか、私を大事にしてくれないとか、いろいろな感情が湧いて寂しい気持ちになったり怒りが込み上げたりもしたんですよ。
でも、最近はそういう人なんだと思えるようになったので、私も足の向くまま周りを散策したり、湧水があったのでそれを飲んでみたり思い思いに過ごしていたんです。
と、パンパンと手を打つ音が。
神社かお稲荷さんでもあるのかと、きょろきょろと周りを見渡すと、またもパンパンと…音のした先に目をやると、なんと彼が私の方を見ながら手を叩いているではないですか。
一瞬「はっ?」ってなってから、寂しさというかやるせなさというか、そんな気持ちが込み上げてきたんですよね。
だって、手を叩いて明らかに「私を呼んでいる」と思ったから。昔レストランで、ボウイさんやウェイトレスさんを呼ぶ時みたいな、高飛車というか上からというか、そんな仕草じゃないですか。
あちらが主人で私は下僕か?みたいな…ね。そんなことを平気で出来るってどういうこと?私の事を一体何だと思っているんだろう?って思わずにはいられなかったんですね。
その動作の意味を、彼はどんな風に捉えているのか、私には全く理解できなかったんです。
平静を装いきれず…
互いに目が合って車に戻ると、彼は何事もなかったというか、全く何も気にしていない様子で再び車を走らせました。
私も、たいして意味のない行動だったのだろうと思おうとしたのですが、やっぱりどうしても気分が悪いのが消し去れなかったんです。
こんな気持ちで一緒に居てもちっとも楽しくないし、数分迷った挙句「手を叩いて私を呼ぶのはやめて欲しいんだけど…あなたはそうされたらいやじゃないの?」って聞いてみたんです。
すると、「じゃあたくさんの人の中で、大声で叫べばよかったわけ?」って全く悪びれもせず、私の行動間違ってます?みたいに返された(と私は感じた)もんだから、その途端プチッて切れちゃったんですよー(笑)
まぁ、言い方というかなんというか。
私には、手を叩いて人を呼ぶ彼の行為とその言動が「なんて思いやりのない人なんだろう」と思えたわけです。
一言でいうと悲しくて、自然に涙があふれて来て、よく覚えていないけれど「来なきゃよかった」的なことを、思わず口走ったのだと思います。
それを聞いた彼も、よほど心外だったんでしょうね。「そんないい方は無いだろう」と、珍しく声を荒げて(本当に珍しいんです)一歩も譲らず反論してきましたから。
あぁ…楽しいはずの旅行なのに。
せっかく誘ってもらって、私の生きたいところを選んで私を楽しませようと思って、彼が連れて来てくれている…それなのに、今しがた目の前で起こった彼の行動と、その思いとのギャップが私には理解できず、また、彼にも私の怒りが、恐らく理解できないという状況が、結果としてこんな険悪な場面をもたらしたのです。
まだ旅行初日の夕方に差し掛かったところなのに…いったい、この先どうなっちゃうの?
今まで二人で出掛けて「帰りたい」って思ったことは無かった…と思うけれど、さすがにこの時は「あー帰りたい…」と心の声がアタマの中に反響していました(泣)
ということで、だいぶ力が入ってしまったので…続きはまた後で💦
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